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ゆきショコラにっき


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2009/10/18//Sun * 20:07
●○誕生日おめでとう黒崎密くんっ


うっかり闇末にはまって日も浅いのになんか密の誕生日が来たんですけどオオオ
もう今闇末について調べて、知れば知るほど悲しいことが多いですがそれでも大好きです。

tuduhisoooo.jpg

そして巽×都筑が多い中私はそれでも都筑×密なんだからなああああ!!!!

しかもうっかり誕生日小説書いてしまった。
しかもぶっちゃけいつも書いてるのより長い。


これを見ている人で闇末知ってる人いないんじゃないかとか思ったりするけれど一応追記にのせときます。






どうしよう。



俺、黒崎密はいま早朝に目が覚めてから一時間、自分の部屋でひたすら頭を抱えて唸っている。
理由は、今日が俺の、誕生日だからだ。

わけあって死神になった俺は誕生日が何度来ても老いるわけもないのだから別に年をとることを嘆いているわけでもない。
ならば何故こんな状態にあるのか。
それは、俺に今日こそはやらなければいけないことが、あるから。

(いや、無理。絶対、無理。むしろ、無理)

それは、俺のパートナーであり10歳年上(80歳年上)の都筑麻斗に、コクハクを、すること。

「…むり…………」

改めて再確認すればとうとう声に出してしまう心の言葉。

いや、でも冷静に考えて無理だ。
だって第一俺らは男同士で、都筑はあほだから俺はいっつも冷たくしてるし、てゆうか都筑はぜってえ巽さんが好きだし……。

そう。こんなことを考えるようになったのも、最近都筑と巽さんが異様に親密になってきているからだ。
抱きついたりは当たり前、時にはだーいすきなんて語尾にハートいっぱいつけて甘えるように巽さんの元に擦り寄る都筑を見るたびに俺は、心臓が握りつぶされるような感覚に陥った。
そりゃあ、都筑と巽さんはそりゃあもう俺が生まれるずっと前からの付き合いだし、俺なんかまだ会って2年しか経ってないし、巽さんみたいに頼られるような男でもないし。

はあ、と今日いくつ目かわからないため息をつく。

(絶対ぇ、無理じゃんか)

自分に足りないものは数え切れないほどある。どんなに頑張ったって二人の今まで培ってきた信頼関係には敵わない気がする。
いざというとき頼られる自分でいたいのに、結局あいつは俺をいつまでも子ども扱いする。

「うぜー…」

ため息混じりにそう呟いたとき、ばたばたと大きな足音が部屋に近づいてくるのが聞こえた。
これは。

「ひっそかー!誕生日おめでとうー!!」

「…都筑」

やっぱり、都筑、だ。
手に抱えているのは大きな花束。
そして、満面の笑み。

「あれー?どしたの。まだ眠い?…わけじゃ無さそうだけど」

「なんでもねーよ。朝っぱらからうっせーな」

「ご…ごめ…でも、早く密におめでとうって、言いたくて」

ああ、まただ。
こいつは無意識なのか、俺をすごく嬉しくさせる言葉を言う。
そのたびに、俺がどれだけ救われたかなんてお前知らないんだろう?

「あーもう……。なに、花束くれんの?」

手を差し出すと、しゅんとしていた都筑の顔がぱあと明るくなる。
まるで犬みたいだ。

「うん…!ええと、密なに欲しいかわかんなくてさ、本かなあって思ったんだけど、そんなの書庫室に行けば済むし…だから、結局花なんだけど…」

「…そう」

やばい、
こいつが俺のためにそんなに悩んでくれたこととかが、どうしようもなく嬉しいんだ。なのにまともにお礼もできない自分が本当に情けない。

「あ、でもさ、他になんか欲しいものあったら言って!あんま高いものとか無理だけど…密のためならできるだけ用意する!」

「お前に高いものなんて期待しねーよ」

「う…」

万年金欠のクセに。
そう笑ってやったら都筑はむーと拗ねたように口を尖らしていた。





「あ~、くらくらする…」

「飲みすぎだっての、こんの阿呆」

「だってぇ~飲めるときに飲んどきたいし」

「…にしても、俺の誕生日にあそこまでしてくれるとは」

そう。
先ほどまでなんと俺の誕生パーティーとゆうものが開催されていた。
召喚課のみんな主催で、平社員の誕生日には豪華すぎるくらいのパーティーをしてもらった。
最近こういう息抜きをしていなかったから…と、みんな勤務そっちのけで飲んだり食ったりの嵐。
やっと落ち着いたのは夜も更けたころだった。
酔っ払った都筑や亘理さんは使い物にならず、結局俺と巽さんが主に片づけをするハメになる…と思いきや、巽さんは、君は今日の主役なのだから、と俺に部屋に戻るよう言ってくれた。
その好意をありがたく受け取り、俺は半ば都筑を引きずるようにして部屋に戻っている途中だった。

「だよなあ~俺のときはしてくれねえのに」

「日ごろの行いだろ」

「かなあ~」

足運びもおぼつかない都筑を支えながら、今日の嬉しさをかみ締める。こんなにたくさんの人に祝ってもらえる幸せな誕生日は初めてだった。正直、本当に嬉しかった。
けれど、俺はこのまま眠りにつくわけにはいかない。
そう、今朝考えていたことを、忘れたわけではないのだ。
部屋の前に着いて、足を止める。

「都筑、あのさ」

「ん~?」

「酔い醒ましてから、戻れば?」

「どこで?」

「俺の、部屋。…冷たい水くらいなら、出すけど」

「あいがとお~!密、なんか優しいぞ!」

「廊下とかで寝られたら他の人に迷惑がかかるから、だ!」

ぺしん、と軽く叩いてやって、俺は自分の部屋の鍵を開けた。





「どうだ?」

「ん、もうだいぶ醒めた。さんきゅな」

「おー…」

ベッドに腰掛けて、二人で冷えた水を煽る。
火照った身体に気持ちよく染みた。
誕生日は、あと二時間。
今日の間に伝えなかったら、また俺はこの想いを消化不良でずるずると引きずりそうだ。

「…密?」

「なに」

「なんか、悩み事?」

「ああ?」

「いや、朝からなんとなく…だけど、なんか…ええと、なんていうか、いつもと違う?」

本当に、こいつは。
どうしようもなく人の気持ちに敏感で、誰よりも優しくて、仕方ない。

「……別に」

「あ!ほら、密の誕生日プレゼント、俺にできることするって言ったじゃん。なんかあるなら」

俺が、悩んでいること、
俺が、欲しいもの。
お前、って言ったら、困るだろうか。

「…密?」

「………」

言葉が、出てこない。
心配そうな都筑の顔が目の前にある。
どうしてたった一言が出てこないんだろう。

お前を困らせたくないんだ。
お前を、失いたくないんだ。

そんな想いが、俺の行動を邪魔する。

そして黙りこんだ俺は、急に、大きな腕に抱きしめられた。

「え……」

瞬間それを理解して、硬直する。

「ちょ、都筑ッ」

「なんで、泣いてるの?」

「はあ?」

俺が、泣いてる?

「気づいてない?…泣いてるよ、密」

耳もとで囁かれて、かああと顔が熱くなる。

「ば…!泣いてねえよ!なんでもねえ!から、放せ…!」

俺の声は聞こえているくせに、都筑はさらに強く俺を抱きしめた。
心臓がばくばくする。

「密、…俺じゃ頼りない?力になれない?…俺のこと、嫌…」

「好きだよ!!」

たまらず、叫んだ。
嫌いなわけがない、好きで好きでしかたない。

「ひそ…」

「うっせえ!!」

それを合図に涙がみっともなくぽろぽろ流れ始めた。
胸の中がぐちゃぐちゃでどうにもならなくなってくる。
締め付けられていたからだが、開放されて向き合うような状態になったけれど都筑の顔が見れなくて顔を伏せた。

「俺、お前が好きなんだ…、こんなこと言ったら、困るって思ったけど、お前は巽さんが一番なんだって、知ってるけど、でも…!」

伸びてきた大きな手にあごを掴まれて、くいと引き上げられた、瞬間、唇にやわらかいものが押し付けられて、びっくりするぐらい近くに都筑の長い睫毛が見えた。

なん、だ?

キスされたと、認識したときゆっくりと唇を離された。

目を見開いた状態で言葉が出ない、都筑がそれを見てふっと笑った。

「な、…な、てめ」

「好きだよ」

「っ!?」

にっこりと、それは満面な笑みに変わる。

「俺も、密のこと好き。巽も好きだけど、密が一番好きだよ」

心臓が破裂しそうなくらい早鐘を打っている。
事態が飲み込めない。

都筑が、俺を、一番?

「え、…は?」

「だからー、俺は密が」

「あああああああ待て!」

がばっと思わず都筑の口を手で塞ぐ。
顔が熱い。やばい、俺いま絶対顔真っ赤だ、恥ずかしい…!

口をぱくぱくしながらもなにも言葉が出てこないでいると、都筑の腕が俺の腰にまわって、ぐいと引き寄せられた。
バランスを崩して都筑の上に倒れこんでしまうと、俺が起き上がる前にそのままぎゅうと抱きしめられた。

「つ、都筑」

「…密、だよな」

「ああ!?」

「やばい、俺、嬉しいよ」

「-っ」

よくもまあそんなことをさらっと言えるもんだ。

その状態でまた、キスされる。
今度は目を瞑った。
ちゅ…と触れて、放したら、またすぐ唇が触れてくる。

(これ…は、相当、やばい…ん、だけど)

そのうち都筑の舌が俺の口内に進入してきて思わずびくりとした。
お構いナシにそれは歯列をなぞるように移動して、生暖かい感触が広がる。
意識がぼんやりしてきて、俺も、絡めたほうがいいのか…?
なんて思って、実際にはそんなことできる余裕もなくて。

そして長いキスが終わるとくるり、と世界が反転した。
ベッドのやわらかさを背中に感じて、上には都筑の顔。
ほんのり赤く染まった頬と、真剣な眼差し。

「密…、俺もう余裕無い」

「ふ…ぇ?」

息を切らせながら情けに声で返事をすると、都筑の指先が俺の服の中に入ってきた、から一気に意識を取り戻す。

「ちょ、…ァ」

都筑は俺の顔の横に自分の額をつけるようにして俺に覆いかぶさって、身体を触り始めた。
胸の突起をいじられて、意識とは関係なくびくんと身体が反応してしまう。もう、俺のも結構キてる。

「密…」

「ぅ…、ぁ、ン」

「可愛い…」

「う、っせ……ァ…ッ」

その手は俺のベルトに手をかけ、あっという間に俺は全裸にされてしまう。もうどうしようもなく恥ずかしくて思わず目を覆う。と、都筑が電気を消そうか、と言ったから、無言で頷く。

(こんなときにまで、こいつは、俺のことを考えてくれる)

かろうじて残されていた戸惑いとかがその瞬間吹っ飛んで、俺はただ都筑にどの身を任せた。







温かい。
大きな抱き枕、いいにおい、安心する。

そんなことを思いながら目を覚ますと一番に肌色が飛び込んできて、

「おはよ」

声のする方向に思わず目を向ければそこには嬉しそうに顔をほころばせる都筑の顔が…って、

「うああああ」

思わず手を放してベッドから抜け出す。だって俺はぎゅうぎゅうと都筑の身体に抱きついていた。一気に顔が熱くなる。

「…おい、密…なんか着ろよ」

「え」

そしてまた俺は奇声を上げいそいで一番大切な部分を隠す。なんかもう情けないのと恥ずかしいのが入り混じって、もう。

「…密」

苦笑交じりに都筑は俺の名を呼び、腕を引っ張って俺をまたベッドのなかに連れ込む。

「都筑…っ」

「もうちょっと寝てよーよ」

「ああ?今何時…って!おま、遅刻…!!」

「いいじゃん今日くらい、ね」

「今日くらいって!」

ぎゅうと抱きつかれた状態でばたばた抵抗するも離れない。

「俺と密の初体験の朝~」

「はああああああああ!?」

にへ、と笑ったそいつに、想いっきり鉄拳を食らわしてやった。




結局、それから一時間、俺はその腕の中で彼の寝息を聞いていたのだけれど。







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